幼なじみが連れてきた結婚相手がすごい俺様だった話
「いや、いつか誰かとってなんだ。

 俺以外の誰と!?
 誰かとって、俺以外の想定があるのか!?」

「……あ、めんどくさい話になってしまった。
 突っ込まなきゃよかったって今、思いました。

 友だちや家族と泊まることもあるのになあ。
 言わなきゃよかったなあ」

「なんで心の内を全部言ってくる……」

「充悟さんに言わせたので、私も言わなきゃいけないかなーと思いまして」

「いや、知りたくないこともあるから、全部言わなくていいんだぞ。

 ……昔、好きな人がいたとか。
 実は、俺より、高江さんの方が好みだとか。

 俺がショック死しそうなことは言わなくていいから。

 そこは、包み隠せ」

「はい、気をつけます」

 などと話しながら、のんびりした夕暮れの住宅街を二人、歩いて帰った。
 



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