不良先輩とさぼり魔の少女。

ちょこコロ


「テストが終わったぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!」

ついに、地獄のテストが終わり、昼休み。

「美零、まだわかんないよ、結果が返ってきてない。」

スゥぅぅ↑うん、ま、まあ。ね…☆

「まぁ、終わったし、いいしょっ!」

「うん、まぁそだね〜。お昼ご飯食べよぉ〜」

結果のことはほっといておこう!!

「購買に行ってきていい?」

お弁当は週1ぐらいしか作らないから、基本購買。

常連客みたいなもんだ。

「いいよぉ〜、今日は私も購買に行く!!」

「なに買う?」

「逆になにがある?笑」

そうこう話しているうちにいつの間にか購買についていた。


「おばちゃん!じゃあ、ちょこコロお願い〜」

購買にはたくさんの種類のパンがあるけど、やっぱりちょこコロが1番美味しいと思う。

「んじゃ、うちも〜」

一緒に萌乃も頼む。

「買えたね〜」

萌乃はゆっくりと話す。

購買は人が多くて買えないこともたまにある。

「どこ行く?」

食べる場所大事!!!

「屋上!」

珍しく、萌乃が屋上といった。

「?????????」

「あー理由は一条先輩に会いたいから。笑」

だと思ったわ。

「んじゃ、いいよ、屋上ね〜」

てか、今思った。いつも屋上にいるから忘れてたけど、いつもいるってわけでもない…

内心、いてほしくないから…頼む…いないでくれ…!!

ガチャッ

「ん?誰か来たくね?」

ああーいるー

「「あれ?美零ちゃんと萌乃ちゃんじゃん」」

あ、ハモった。

「こんにちは…」

私は暗い気持ちで先輩たちに挨拶する

「こんにちは〜!」

私とは対照的に明るく挨拶をする萌乃。

「あー!!!ちょこコロ買ってるーー!」

「そうですよ!ドヤァ」

萌乃は謎のドヤ顔をする。

「うわっ、いいな〜!俺たち行ったけどもうなかったもんね?」

「うん」


え?私が行った時はあった…。なのに先輩たちは買えなかった。


私たちの歩くスピードが遅い…?


「一口ちょーだい!!!」


蒼先輩が幼稚園児が「一口ちょーだい!!」と甘えてくるように言う。


「え、無理です。」


可愛いけど、流石に無理っ!!


「それより、先輩達テストは大丈夫だったんですか?」


「あーテストはまぁ…ね」


その反応はダメなやつだ。

「ダメなんですね。」

「いや、まだ結果は出てない」

なんて私と同じようなことを言うと萌乃が何か考えそのことを言った。

「それ、美澪もおんなじこと言ってましたよ笑」

「ふーん、そうなんだぁ、美澪ちゃん?」

ゔっ 
先輩がニヤッと笑った、ああ、おわった

ぜっったいなんかしてくる

「そろそろチャイムがなるよ」

一条先輩がパンを早食いしながら言う

「えっ、やばっ。美澪授業出る?」

「えーめんどいから出ない。」

「この前もサボってたじゃん」





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