不良先輩とさぼり魔の少女。
テスト
今日は、待ちに待ってないテスト。
そして、そんな中、私は、朝休み屋上にいた。
本来なら復習とかするんだと思うんだけど…ね!
「いやぁだぁ。テスト。」
「美零ちゃんがわがまま言ってる。」
神様サイテー!私朝願ったよね⁉︎蒼先輩に会いませんように!って!!
「わがままじゃない…です!」
「うそだぁ」
「嘘じゃないです!」
「そんなにテストが嫌なの…?」
「いやですよ…毎回点数悪いし…」
毎回、テストの点数が悪くて困ってるんだから。
「じゃあ、テスト勝負しない?」
「それ、先輩とやる必要あります?」
「冷たいなぁ」
「美零ちゃんが負けたら俺と付き合って、俺が負けたらなんかいうこと一個聞く!」
私の、デメリット多くない?てか、先輩と付き合いたくないし。
「ええ、私負けた場合のデメリット多すぎません?」
「そう?」
とぼけちゃって。
一応先輩はファンクラブがあるほどの人気があり、私が今こうやって話してるだけで、バレたら殺されるのに…
「んじゃ、よろしく〜」
と言い残し、屋上から出ていった。
「私に拒否権なしですか…」