【ピュア青春BL】幼なじみの君と、ずっとミニトマトを育てたい。
5.由希視点*ふたりの思い出
ふたりで律くんの家に入っていった。リビングを通る時、ふと目に入った窓辺の鉢植えに胸がドキッとして一瞬立ち止まる。僕が母の日に選んだのと同じピンク色のカーネーションの鉢植えが、外から差し込む光に照らされていた。ラッピングとピックの色までお揃いだ。
――律くんも、いつの間にか同じ花を選んで、買っていたんだ。しかもうちと同じ場所に飾ってある。
あの日、律くんは別のものを買っていたのかな?って思っていたけれど。同じものを選んで、お揃いの鉢植えが隣の家同士で置いてあることを知ると、嬉しさが込み上げてくる。
そのまま律くんの部屋へ向かっていった。律くんは飲み物を準備してくれるために、すぐ部屋から出ていった。律くんのこういうさりげない気遣い、昔から変わってないなって思うとなんだか胸が温かくなる。僕にだけ優しくて、優越感に浸ったことも、実はある。
――律くんも、いつの間にか同じ花を選んで、買っていたんだ。しかもうちと同じ場所に飾ってある。
あの日、律くんは別のものを買っていたのかな?って思っていたけれど。同じものを選んで、お揃いの鉢植えが隣の家同士で置いてあることを知ると、嬉しさが込み上げてくる。
そのまま律くんの部屋へ向かっていった。律くんは飲み物を準備してくれるために、すぐ部屋から出ていった。律くんのこういうさりげない気遣い、昔から変わってないなって思うとなんだか胸が温かくなる。僕にだけ優しくて、優越感に浸ったことも、実はある。