海に凪ぐ、君の名前
定期テストが始まる前に、久しぶりにあの場所に向かった。

何故か緊張してしまい、足が重たくなる。いつもの倍の時間がかかった気がした。

堤防をいくのがすこしこわかった。

誰もいなかったら、彼女は何も悪くないのに会いたかった、と望んでしまいそうだったから。心の奥で、その場にいなかった彼女を責めてしまう気がした。

そんな自分にはなりたくないし、そんなことを彼女に心の中であってもしたくなかったからだ。
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