AI orノット2.5〜望郷の地
しばらく保育器のような所で
いたいけな

一か月して
我が家に戻った
戻った僕の手に 小さな
小さな男の子

「ミホちゃんお帰りぃ
本当 本当に」

ばあちゃんが出迎えてくれた


意外だった
一見何も変わらず

(大丈夫かな
オレ)
自問自答する


今まで こだわっていた
AIでは無い自分に

そして
望み

命を助ける為に
AIを、何ら
いや違う
これは妥協なんだ

でも

 お父さん
 僕は生きたい

はっとした


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