極上御曹司からは逃れられない運命でした
いくら自分の婚約者とはいえ、これは…

あまりのオーラに言葉が出てこない。

でも私の足は無意識に吸い寄せられるかのように司輝の元へと向かう。

そして司輝の目の前で止まった。

司輝が私を見下ろし微笑む。

「綺麗だ、凛花。さすがだな」

そして腰に手が回ると軽めに引き寄せられ、こめかみにキスが落とされた。

周りの人達が息を飲むのが感じられる。

「司輝、皆んな見てる」

「ああ、そうだな。皆んな綺麗な凛花を見てるんだ。だから凛花は俺のだと教えてやったんだよ」

なんて言う。

「そんなわけないでしょ」

「分かってないな、相変わらず。さ、行こう」

分かってないのはどっちよ、もうっ。

そしてエスコートされ車に乗り会場へと向かった。
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