極上御曹司からは逃れられない運命でした
ーー

「お疲れ様」

「司輝もお疲れ様」

ようやく家に帰ってきてソファに座る。

「ずっと挨拶しっぱなしだったし、足痛くなってないか?」

そう言ってぐいーっと片脚を持ち上げられて何をするかと思えば、モニモニとふくらはぎをマッサージしてくれる司輝。

「ははは、気持ちー」

「うつ伏せなって」

言われた通り馬鹿でかいソファにドレスのままうつ伏せになる。

「何があった?」

マッサージをしながら突然そんな事を聞かれる。

「え?」

「トイレに行った後から違う」

嘘…

「何でも話すって約束しただろ?」

司輝…

でもこんな事言っていいの?

私は何もしてあげれないのに、我儘ばかり言って…

「…何もないよ! ちょっと疲れちゃっただけ」

「嘘をつくんじゃない。俺が気づかないと思ってんのか?」

「本当、本当!」

「凛花」

割と真剣に名前を呼ばれる。

誤魔化せないか…
これ以上は逆に心配をかけて迷惑になるかな。
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