極上御曹司からは逃れられない運命でした


この顔…

「子供にこんな事しないだろ?」

そう言って首筋にキスが這う。

「んっ…」

「お前を子供だと思った事なんてないよ」

みるみるうちに司輝の色香に当てられ鼓動が暴れ出す。

「俺にはいつだって魅力的な女性にしか見えてない」

司輝は私を喜ばせるのが上手だ。

「なら証明してくれる?」

私はここでも挑発する。

「ククっ、ああ。任せろ」

「ふふ、楽しみ」

そして刻まれる愛に酔いしれながら司輝との未来に想いを馳せる。

揺らがない絆がここにあるから。

私たちなら大丈夫。

きっと幸せな家庭を築いていける。

この気持ちはずっと色褪せない。

あの日見た満天の星空の下で誓った永遠の愛をずっと守っていくの。

ずっとずっと。

永遠に。

私たちは共に寄り添い支え合いながら、光り輝く未来に向かって歩んでいく。

夫婦として。

それが私たちの運命なの。

そうでしょ? 司輝。

私はそっと司輝の顔に手を添える。

司輝はそんな私を見下ろしフッと笑う。

「愛してる」

まるで私の気持ちが通じたみたい。

「私も。愛してる」

あなたに負けないくらいね。





ーENDー











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