極上御曹司からは逃れられない運命でした

そして迎えたフランス行き。

現地でトラブルがあった工場に出向き数日がたち、なんとか今後の見通しがついたところでようやく帰国する事になった。

夜になりホテルのベッドに入ると疲れているのになかなか寝付けない。

そしてふと凛花の事を思い出す。

あの日はぐっすり寝れたのに。

にしても何で逃げたんだ?

それになんか煽られるんだよな。
あの目で見られると。

不機嫌そうに見えなくもないが、その瞳は綺麗で澄んだ色をしてる。

そして笑うと横に広がった唇の脇にできるエクボ。

一気に無邪気感が出る。

イタズラに成功した子供みたいに。

那子にはそんな顔で笑ってたのに。

俺にはあの顔を向けない。
< 57 / 303 >

この作品をシェア

pagetop