極上御曹司からは逃れられない運命でした


「へぇ。あんなに可愛がってやったのに、もう忘れたのか。ならまた可愛いがってやらないとな?」

忘れたとは言わせねぇぞ。

凛花の顎を掴み顔を上げる。

キャップの上から被っていたフードが落ちて顔が良く見える。

素っぴんでもこんなに綺麗なのか。

凛花は気まずそうに目をそらし苦笑いを見せた。

なんだよその顔。

「なんで何も言わずに帰った」

ついムッとして口調が強くなる。

「ふふっ。もしかして、寂しかったんですか?」

寂しかった?

俺が?

仮に寂しかったと言ったらコイツはどんな反応をする?

「だったら?」

そう言うと凛花は青天の霹靂の如く驚いた顔をする。

ククククッ。

この顔。

そしてまた鳴いた顔が見たくなる。

「堕ちろよ」

そう言って俺はここが外だというのに唇に噛み付くようにキスをした。
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