極上御曹司からは逃れられない運命でした
「大丈夫か?」

私の肩を持ち心配そうな顔をする。

「だ、大丈夫…」

「座ってろ」

「はい」

私は大人しくダイニングテーブルに座る。

「司輝って、海堂さんって事?」

「ああ」

本物の御曹司だ。

初めて見た。

やっぱり住む世界が違う。

海堂商事の社長…

だから飛行機も手配出来たのか。

「海釣りは船で?」

「ああ。海沿いに別荘があって、専用のボートで」

遊び方がリッチだ。

「す、凄いね」

「よし。できた。食べよう」

テキパキと高そうな茶碗にブランド米だろう真っ白で艶々の白米が盛られ、高級料亭で出てくるようなお皿に刺身が割とワイルドに盛り付けられ目の前に置かれた。

「あ、ありがとう」

「「いただきます」」

声が揃うと、司輝はクスッと笑って食べ始めた。
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