私の青春日記
「なんでそんな名前つけたいん?」




「?」

 

「俺らの関係に。なんで名前つけようとするん?」




たしかに、と思った。




「確かにねー。別に名前なんてなくていっか」




大事なのは名前じゃない。




なんで私は名前をつけたいんだろう。





名前をつけたら、そのものの存在がハッキリする。




例えば。




誰かのことが好きだと自分で気づいていなかったら、その人の存在感は大きくはならない。




でも、好きだと気づいたら。




つまり、恋愛感情をもっていると気づいたら。




今まで以上にその人のことを意識すると思うし、ずっとその人のことを考えるようになる。




他の人はどうかわからないけど、少なくとも私はそうだ。






「なんかさー、友達ではないよね」




私は思ったことをそのまま言った。




「それな?友達はなんか違う」





傍から見たら、私たちは友達に見えているんだろうか。




でも、私たちは、自分たちを友達だとは認識していなかった。



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