蜜味センチメンタル

震える声が漏れ、羅華の体が小さく痙攣する。那色の指を奥でぎゅっと締め付けるその感覚に、彼の喉が音を立てて鳴る。

「……羅華さん」

熱を帯びた声で名前を呼ばれ、羅華はわずかに瞳を潤ませながら、頷いた。

「……大丈夫、だから…。…お願い、那色くん」

その一言が、ふたりの間に最後の壁を溶かしていく。

那色は羅華の身体を抱き寄せ、慎重に、だが迷いのない動作で、脚のあいだに身を沈めていく。
肌が触れ合うたびに熱が立ち昇り、ふたりの鼓動がひとつになるようだった。

「……力、抜いてくださいね」

静かに囁くその声は、まるで祈りのように穏やかで優しい。那色の熱が羅華の奥深くにゆっくりと滑り込んでくるたび、微かな痛みとともに空白だった長い年月が確かに埋まっていく。

「っ、……は……ん、っ……」

圧迫される感覚に思わず眉を寄せる羅華の顔を、那色がじっと見つめた。

「痛いですか……?」

「う、ん……ちょっとだけ。でも、……平気……」

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