理想の彼氏の作り方~イケメン王子と愛のクリスマス~
「別に、僕が姫野をどこに連れてこようと勝手だろう?
なにしろ、コイツは僕の彼女、なんだから。
そもそも姫野に相手にもされなかったデブは、引っ込んでいればいいさ」
言って、竜樹先輩はげらげらと笑った。
「……悲しいねぇ。
外見が、悪いって。
好きな女には、見向きもされない。
それに、歌だって。
どんなに才能があったって、デブ一人じゃ、何にも出来なかったくせに。
僕と一緒に組んで、初めて。
ヒトはお前の歌を聞いてくれたんじゃないか」
莫迦にしたような、先輩の言葉に。
直人は、唇をかんで、下をむいた。
でも。
図星を指されて、声も出ないらしい、直人と一緒に。
……わたしのココロもゆれていた。
なにしろ、コイツは僕の彼女、なんだから。
そもそも姫野に相手にもされなかったデブは、引っ込んでいればいいさ」
言って、竜樹先輩はげらげらと笑った。
「……悲しいねぇ。
外見が、悪いって。
好きな女には、見向きもされない。
それに、歌だって。
どんなに才能があったって、デブ一人じゃ、何にも出来なかったくせに。
僕と一緒に組んで、初めて。
ヒトはお前の歌を聞いてくれたんじゃないか」
莫迦にしたような、先輩の言葉に。
直人は、唇をかんで、下をむいた。
でも。
図星を指されて、声も出ないらしい、直人と一緒に。
……わたしのココロもゆれていた。