ネオン
「えーと、後輩なのですヨ」


「なのですヨって…えっ!?えぇえー!!?後輩っ?」
翔は驚きすぎて大きな声で、階段を登ったり、降りたり…。


「ナイスリアクション!!」
俺は笑って翔の頭を殴った。


「いってぇえ!!」
その衝撃でやっと翔は止まった。



「で?お名前は…?」

「リオ!桜木リオ!!」
翔の耳に向かって、大きい声で言ってやった。



ぶるっぶるっぶるっっと翔は小刻みに震えだした。
「翔?大丈夫か?」

あぁ…。こいつこーゆうのに弱かったっけ?




ツーンツン、ツーンツン
人差し指で翔を突くと、やっと震えが治まった。

「大丈夫か?翔!!」

「大丈夫だけどよ…リオって…」


ゴクリ…。
俺は嫌な予感がして唾を飲み込んだ。
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