恋慕~再会した強引御曹司に甘く囚われて~
「私のせいで負担をかけているので……」
「今は長谷部の友人として発言する。恋人を心配するのも大事にしたいと考えるのも当然だろ。そのための負担や犠牲なんて苦でもなんでもない。むしろ本音を隠されたり、相手に無理をさせるほうがつらい」
専務が真剣な表情で淡々と口にする。
「副社長就任後の忙しさは匡が一番理解しているだろうし、元々わかっていたはずだ。長谷部が責任を持って自身の仕事をやり遂げるのと同じだし、申し訳なさを感じる必要はない」
「でも私と彼では、立場も責任の重さも違います」
「それならこの役職に就いた俺たちは、恋愛をしてはいけないのか? 好きな女を守るのは悪いのか? そもそも恋人同士は対等で立場の違いなんてないだろ」
落ち着いた口調で問われ、返答に窮する。
「世の中すべての男がどうかは知らないが、少なくとも俺の親友は、やっと心を通い合わせられた恋人を全力で甘やかしたがってるぞ」
露骨な言い方に頬が熱をもつ。
自分の恋愛話を専務とするのは初めてで、どこか気恥ずかしい。
「恋人はお互いが唯一甘えられる存在だろ。長谷部は誰に、なにに、遠慮をしている? その態度を匡が喜ぶと思う? やっと恋人同士になったのに、今度はなにを拗らせてるんだ?」
呆れたように肩を竦めた専務の物言いが、心の奥底にストンと落ちていく。
「今は長谷部の友人として発言する。恋人を心配するのも大事にしたいと考えるのも当然だろ。そのための負担や犠牲なんて苦でもなんでもない。むしろ本音を隠されたり、相手に無理をさせるほうがつらい」
専務が真剣な表情で淡々と口にする。
「副社長就任後の忙しさは匡が一番理解しているだろうし、元々わかっていたはずだ。長谷部が責任を持って自身の仕事をやり遂げるのと同じだし、申し訳なさを感じる必要はない」
「でも私と彼では、立場も責任の重さも違います」
「それならこの役職に就いた俺たちは、恋愛をしてはいけないのか? 好きな女を守るのは悪いのか? そもそも恋人同士は対等で立場の違いなんてないだろ」
落ち着いた口調で問われ、返答に窮する。
「世の中すべての男がどうかは知らないが、少なくとも俺の親友は、やっと心を通い合わせられた恋人を全力で甘やかしたがってるぞ」
露骨な言い方に頬が熱をもつ。
自分の恋愛話を専務とするのは初めてで、どこか気恥ずかしい。
「恋人はお互いが唯一甘えられる存在だろ。長谷部は誰に、なにに、遠慮をしている? その態度を匡が喜ぶと思う? やっと恋人同士になったのに、今度はなにを拗らせてるんだ?」
呆れたように肩を竦めた専務の物言いが、心の奥底にストンと落ちていく。