私達、犬猿の仲ですよね? 原作知識なしの悪役令嬢が許嫁解消したら、執着ツンデレ系の第二王子から求婚されました!
どこかで見たことがある気がするんだけど……。
それが思い出せないまま、私は実家に帰省した。
国中を震撼させた噂話をかき消すためだろう。王城で、夜会が開催されるそうだ。
私はレオドールの婚約者として、出席する予定で動いている。
トヨシーハ公爵家を飛び出して行ったのは、あいつと結婚したくなかったから。
婚約者になると認めたのであれば、魔法ラボで寝泊まりする理由はない。
ある日突然家出した娘が、ふらっと顔を見せたら。
お父さん、驚くだろうなー。
小言を言われるのは、嫌だし。
ドレスだけ回収して、今日のところはさっさと王城に戻ろうっと。
「お姉さま……?」
真正面から堂々と帰宅するのはどうかと思い、鍵がかかっていない立てつけの悪い窓から侵入を果たせば。
侍女や乳母を引き連れた妹が、新緑色のドレスを身に纏って立っていた。
――なるほどね。アルベールの目の色に合わせて、仕立ててもらったんだ……。
まるで美しく咲き誇る花のように可憐なマリンヌの姿を目にした私は、引き攣った笑みを浮かべながら。
ひらひらと手を振る。
それが思い出せないまま、私は実家に帰省した。
国中を震撼させた噂話をかき消すためだろう。王城で、夜会が開催されるそうだ。
私はレオドールの婚約者として、出席する予定で動いている。
トヨシーハ公爵家を飛び出して行ったのは、あいつと結婚したくなかったから。
婚約者になると認めたのであれば、魔法ラボで寝泊まりする理由はない。
ある日突然家出した娘が、ふらっと顔を見せたら。
お父さん、驚くだろうなー。
小言を言われるのは、嫌だし。
ドレスだけ回収して、今日のところはさっさと王城に戻ろうっと。
「お姉さま……?」
真正面から堂々と帰宅するのはどうかと思い、鍵がかかっていない立てつけの悪い窓から侵入を果たせば。
侍女や乳母を引き連れた妹が、新緑色のドレスを身に纏って立っていた。
――なるほどね。アルベールの目の色に合わせて、仕立ててもらったんだ……。
まるで美しく咲き誇る花のように可憐なマリンヌの姿を目にした私は、引き攣った笑みを浮かべながら。
ひらひらと手を振る。