旦那様、離婚の覚悟を決めました~堅物警視正は不器用な溺愛で全力阻止して離さない~
「離婚なんかもう諦めろ。なんでもする、君がそうしてくれるならなんだって」
我ながら、祈りでも捧げているかのような切実な声だった。
感情を吐き出した自分の頬に、君はおずおずと手を添え、そして首に腕を巻きつけてくる。それを合図に、眼下の君へ貪るようなキスを落とした。
君は抵抗しなかった。それどころか、うっとりと目を細めて気持ち良さそうに頬を染めてすら見えた。
やわらかなベッドが、初めて受け入れるふたり分の体重にそっと揺れる。
火照りに染まった肌、その白くも鮮やかな首筋に、ゆっくりと唇を動かしていく。
「は、ぁ……っ」
蕩けた声を漏らした君の首に、ちゅ、とわざと音を立てて吸いついた。
我ながら、祈りでも捧げているかのような切実な声だった。
感情を吐き出した自分の頬に、君はおずおずと手を添え、そして首に腕を巻きつけてくる。それを合図に、眼下の君へ貪るようなキスを落とした。
君は抵抗しなかった。それどころか、うっとりと目を細めて気持ち良さそうに頬を染めてすら見えた。
やわらかなベッドが、初めて受け入れるふたり分の体重にそっと揺れる。
火照りに染まった肌、その白くも鮮やかな首筋に、ゆっくりと唇を動かしていく。
「は、ぁ……っ」
蕩けた声を漏らした君の首に、ちゅ、とわざと音を立てて吸いついた。