街角ファンタジーボックス
行事とか大事な連絡事項が出てきたらみんな揃って回覧板を回し読みする。
「明日さあ、これを宮川さんに回してね。」
町内会のおばちゃんが回覧板を持ってやってくる。
留守の時には郵便受けに投げ込んでおいたりする。
でも時々、郵便受けには取り忘れた牛乳が入っていたりする。
だからって電話しても留守だと誰も出ない。
伝言も残せないから誰か出るまで何回も掛け続ける。
それでもみんな不便だとは思わなかった。
やっと電話に出ると「心配したんだよ。 何処に行ってたの?」って親戚でもないのに心配している。
そしてそれから何分も長話をして、「電話じゃもったいないな。」とか言って遊びに来る。
それから井戸端会議に夢中になって回覧板のことはすっかり忘れている。
帰る時になってようやく思い出して「回覧板が、、、。」って言うと「さっき見たよ。」って言われてしょんぼり。
「じゃあまた来るね。」って言うけど何か有るとすぐに飛んでくるんだ。
「醤油を貸してくれ。」とか「米を分けてくれ。」とかね。
知り合いの一大事は我が家の一大事。
お母さんは醤油や米を取り出して「はい。」って渡すんだよね。
大らかな時代だったなあ。
「明日さあ、これを宮川さんに回してね。」
町内会のおばちゃんが回覧板を持ってやってくる。
留守の時には郵便受けに投げ込んでおいたりする。
でも時々、郵便受けには取り忘れた牛乳が入っていたりする。
だからって電話しても留守だと誰も出ない。
伝言も残せないから誰か出るまで何回も掛け続ける。
それでもみんな不便だとは思わなかった。
やっと電話に出ると「心配したんだよ。 何処に行ってたの?」って親戚でもないのに心配している。
そしてそれから何分も長話をして、「電話じゃもったいないな。」とか言って遊びに来る。
それから井戸端会議に夢中になって回覧板のことはすっかり忘れている。
帰る時になってようやく思い出して「回覧板が、、、。」って言うと「さっき見たよ。」って言われてしょんぼり。
「じゃあまた来るね。」って言うけど何か有るとすぐに飛んでくるんだ。
「醤油を貸してくれ。」とか「米を分けてくれ。」とかね。
知り合いの一大事は我が家の一大事。
お母さんは醤油や米を取り出して「はい。」って渡すんだよね。
大らかな時代だったなあ。