街角ファンタジーボックス
3. 駅員さん
改札口に行くとパチンパチンと音がする。
固い切符をハサミで切ってくれる音が聞こえる。
「はいよ。 吉岡駅までだね? 行ってらっしゃい。」
並んでいるお客さんの切符を見ながら一言二言会話する。
「次は8時38分だよ。 忘れないでね。」 時にはおばあちゃんにも声を掛ける。
傍の窓口には切符を売る人が居て、「玉川駅なら370円だよ。」なんて言いながら切符を渡してくれる。
ひと時の混雑が過ぎると事務所に集まって客が来るまでのんびりしていたりする。
たまには電話で問い合わせて来る人も居るから時刻表は欠かせない。
忘れ物の問い合わせなんかが来ると終点の駅に問い合わせたりするからさあ大変。
かと思うと寝過ごした人も降りてきたりして困った顔をする。
待合室は昼間はガラガラ。
降りてくる人も居たり居なかったりだから静かなもんだ。
駅前を車が通りすぎて行く。 それだってたまにだからほんとに静かなもんだ。
だけど居眠りなんかしてられない。 貨物列車が通り過ぎたりするから。
その昔は交換用の駅だった。
ここで上り列車と下り列車が擦れ違ってたんだ。
今は複線。 面白くなくなったねえ。
6時を過ぎる頃からお父さんたちが降りてくる。
「明日も元気にやろうな。」 そう言い合っている人たちも居る。
その中に混じって高校生たちも降りてくる。 疲れた顔してるなあ。
友達同士で盛り上がってる子たちも居るけど、、、。
駅を出るとそれぞれ家に向かって帰っていく。
まだまだ一緒に居たいのに、、、。
固い切符をハサミで切ってくれる音が聞こえる。
「はいよ。 吉岡駅までだね? 行ってらっしゃい。」
並んでいるお客さんの切符を見ながら一言二言会話する。
「次は8時38分だよ。 忘れないでね。」 時にはおばあちゃんにも声を掛ける。
傍の窓口には切符を売る人が居て、「玉川駅なら370円だよ。」なんて言いながら切符を渡してくれる。
ひと時の混雑が過ぎると事務所に集まって客が来るまでのんびりしていたりする。
たまには電話で問い合わせて来る人も居るから時刻表は欠かせない。
忘れ物の問い合わせなんかが来ると終点の駅に問い合わせたりするからさあ大変。
かと思うと寝過ごした人も降りてきたりして困った顔をする。
待合室は昼間はガラガラ。
降りてくる人も居たり居なかったりだから静かなもんだ。
駅前を車が通りすぎて行く。 それだってたまにだからほんとに静かなもんだ。
だけど居眠りなんかしてられない。 貨物列車が通り過ぎたりするから。
その昔は交換用の駅だった。
ここで上り列車と下り列車が擦れ違ってたんだ。
今は複線。 面白くなくなったねえ。
6時を過ぎる頃からお父さんたちが降りてくる。
「明日も元気にやろうな。」 そう言い合っている人たちも居る。
その中に混じって高校生たちも降りてくる。 疲れた顔してるなあ。
友達同士で盛り上がってる子たちも居るけど、、、。
駅を出るとそれぞれ家に向かって帰っていく。
まだまだ一緒に居たいのに、、、。