幼なじみ~Save the Earth0 Epi.1~
それから、私が炎の家に通うのが、二人の日課になっていた


「いらっしゃい、海雨ちゃん。」


「お邪魔しま~す。」


炎の両親は、すっかり私が家に来るのも慣れていた


「あっ、海雨ちゃんだ。」


「瑠璃ちゃん、今日もプール?」


「うん。
友達と行くんだ。」


「気をつけてね。」


「うん!行ってきま~す。」


炎の妹の瑠璃ちゃんも、すっかり懐いてくれた



私は階段を上がると、炎の部屋のドアを開けた


「おっ!来たな、海雨。」


炎はいつも、何かしらの本を持っていた


「よくそんなに本読めるね。」


「海雨だって読んでるじゃん。」


「私?」


「あっ、あれはマンガか。」


「ちょっと!」


私は炎を軽くたたいた


「ははは。」


炎の楽しそうな笑い声を聞くと、私まで楽しくなってくる



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