次期ホテル王として戻ってきたイジワル幼馴染に溺愛されています
まさかの告白に、私は開いた口が塞がらなかった。
広瀬達成、通称たっちゃんは私の幼馴染で、小学校二年のとき、仕事の都合で海外に行ってしまった男の子だ。
たっちゃんは昔から容姿端麗で成績優秀、だけどちょっぴり意地悪で、私にとっては苦手な男の子だった。でも、優しいところもあってなかなか憎めない。
そんな彼から引っ越しの日、告白された。
告白といっても、所詮は子どもの気まぐれ。本気になんてしていなかったけれど、たっちゃんは告白と共に、私にひとつの約束をくれた。
――柚希のことが好き。だから、大きくなったら絶対迎えに行くから。
子どもながらに一生懸命伝えてくれたその言葉を、どうして今まで忘れていたんだろう。
ひとつ思い出したら、いくつもいくつも思い出が浮かび上がってきて、今度は別の意味で泣きそうになった。
「まさか、本当にたっちゃんだなんて……。もしかして私のこと、迎えに来てくれの……? なーんちゃって」
幼馴染に再会した興奮と照れが混ざった笑みを浮かべながら、彼のことを茶化す。だけど、私に向き合う彼の目は真剣だった。
「もし、俺がそうだって言ったらどうするんだ?」
「へっ……」
「柚希のことを迎えに来たと言ったら」
「あはは……。まさか、冗談……」
広瀬達成、通称たっちゃんは私の幼馴染で、小学校二年のとき、仕事の都合で海外に行ってしまった男の子だ。
たっちゃんは昔から容姿端麗で成績優秀、だけどちょっぴり意地悪で、私にとっては苦手な男の子だった。でも、優しいところもあってなかなか憎めない。
そんな彼から引っ越しの日、告白された。
告白といっても、所詮は子どもの気まぐれ。本気になんてしていなかったけれど、たっちゃんは告白と共に、私にひとつの約束をくれた。
――柚希のことが好き。だから、大きくなったら絶対迎えに行くから。
子どもながらに一生懸命伝えてくれたその言葉を、どうして今まで忘れていたんだろう。
ひとつ思い出したら、いくつもいくつも思い出が浮かび上がってきて、今度は別の意味で泣きそうになった。
「まさか、本当にたっちゃんだなんて……。もしかして私のこと、迎えに来てくれの……? なーんちゃって」
幼馴染に再会した興奮と照れが混ざった笑みを浮かべながら、彼のことを茶化す。だけど、私に向き合う彼の目は真剣だった。
「もし、俺がそうだって言ったらどうするんだ?」
「へっ……」
「柚希のことを迎えに来たと言ったら」
「あはは……。まさか、冗談……」