斑くんの激重愛に抗うためには
昇降口のドアから出ようする斑くんの制服を掴み、引き留める。
「……今日の夜、家行っていいですか」
「ムリ」
だったら、余計に嫌がらせで行ってやる。
それくらいでしか近付かせてくれないじゃん。
「周防、引き留めるのはやめて行かせてあげなよ」
私と斑くんの繋がりを離したのは進藤くんだ。
斑くんを怖がる素振りもなく、いつもの微笑みで斑くんに接する。
「周防のことは任せてください、先輩」
「は?」
「無事に家まで届けて見せますね」
斑くんが睨み付けたって、全然怯まない。
私にとっては希望に見えた。
……これ、三人で帰るっていうのはどうかな!?
斑くんと仲良くできる人が私の他にもいるとなれば、多少見られ方が変わるかもしれない!