隣の部署の佐藤さんには秘密がある
「健斗……来てくれるって……良かった……」
「良かったな。」

 晃太はそわそわし始めた。さきはBARの場所を覚えているだろうか。こんな遅い時間に駅からBARまで歩かせて平気だろうか。

「健斗、迎えに行ってくる。」
「おぅ、これ持ってけ。」

 健斗はカウンターにReserveの札を置いて、帽子を差し出した。晃太は健斗から受け取った帽子を目深に被って駅へ向かった。
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