二人で恋を始めませんか?
「茉莉花」
「ん? なあに」
ベッドに並んで横になり、素肌を触れ合わせたまま優樹は優しく茉莉花の髪をなでる。
「結婚、しないか?」
は?と茉莉花が顔を上げた。
「ゆ、優くん? 結婚しないつもりだったの? それとも忘れちゃった?」
ここでプロポーズしてくれたのに、と茉莉花は眉をハの字に下げる。
「違う、そうじゃない。そのあと俺が転勤になって、具体的な話をしなくなっただろう?」
「うん。優くんが本社に戻って来てから、新居を探したり式場を選んだりするつもりだったよ?」
「ああ。だけど茉莉花、もう話を進めないか? 結婚に向けての準備をしていきたい」
え、と茉莉花は考え込む。
離れているこの期間に、結婚の準備をする。
考えてみるとわくわくしてきた。
「うん、やりたい!」
「ああ、そうしよう。俺がこっちに来る時に、式場を探したり、あと新居も」
「ええー、すごい! 楽しみ」
そう言ってから、茉莉花はふと宙に目をやる。
「茉莉花? どうかしたか?」
「うん、あのね。ここでやらない?」
「え? ここって、どういうこと?」
「鎌倉で神前式をやって、このオーベルジュでウェディングフォトと身内だけの食事会をするの。フロントにパンフレットがあるのを見かけて、いつも素敵だなって思ってたから」
「なるほど、そうか。うん、そうしよう」
「ほんとに?」
「ああ。ここは俺たちにとって原点みたいな場所だ。特別で大切な場所。もうここしか考えられない」
うん!と茉莉花も笑顔で答える。
「嬉しい」
「じゃあ早速、明日フロントで話をしよう」
「はい」
「それから由比ヶ浜で桜貝を拾って、アクセサリーショップにも。二人の結婚指輪をオーダーしに」
「わあ、なんて素敵なの。幸せで、また泣けてきちゃう」
ふふっと微笑みながら、目尻に浮かんだ涙を拭う茉莉花を、優樹は優しく抱きしめてキスをする。
二人はひと晩中、互いの温もりを確かめ合い、愛を深めていた。
「ん? なあに」
ベッドに並んで横になり、素肌を触れ合わせたまま優樹は優しく茉莉花の髪をなでる。
「結婚、しないか?」
は?と茉莉花が顔を上げた。
「ゆ、優くん? 結婚しないつもりだったの? それとも忘れちゃった?」
ここでプロポーズしてくれたのに、と茉莉花は眉をハの字に下げる。
「違う、そうじゃない。そのあと俺が転勤になって、具体的な話をしなくなっただろう?」
「うん。優くんが本社に戻って来てから、新居を探したり式場を選んだりするつもりだったよ?」
「ああ。だけど茉莉花、もう話を進めないか? 結婚に向けての準備をしていきたい」
え、と茉莉花は考え込む。
離れているこの期間に、結婚の準備をする。
考えてみるとわくわくしてきた。
「うん、やりたい!」
「ああ、そうしよう。俺がこっちに来る時に、式場を探したり、あと新居も」
「ええー、すごい! 楽しみ」
そう言ってから、茉莉花はふと宙に目をやる。
「茉莉花? どうかしたか?」
「うん、あのね。ここでやらない?」
「え? ここって、どういうこと?」
「鎌倉で神前式をやって、このオーベルジュでウェディングフォトと身内だけの食事会をするの。フロントにパンフレットがあるのを見かけて、いつも素敵だなって思ってたから」
「なるほど、そうか。うん、そうしよう」
「ほんとに?」
「ああ。ここは俺たちにとって原点みたいな場所だ。特別で大切な場所。もうここしか考えられない」
うん!と茉莉花も笑顔で答える。
「嬉しい」
「じゃあ早速、明日フロントで話をしよう」
「はい」
「それから由比ヶ浜で桜貝を拾って、アクセサリーショップにも。二人の結婚指輪をオーダーしに」
「わあ、なんて素敵なの。幸せで、また泣けてきちゃう」
ふふっと微笑みながら、目尻に浮かんだ涙を拭う茉莉花を、優樹は優しく抱きしめてキスをする。
二人はひと晩中、互いの温もりを確かめ合い、愛を深めていた。