私を忘れた彼を やっぱり私は忘れられない
それで裕美が彼にケンという名前を付けた。
いつまでも名無しでは困ってしまうからだ。
ケンは2カ月ほど家でゆっくりしていたが
自分の身元が分からないのは不安なのか
県内の行方不明者届に該当するような人は
いないのか調べるために警察まで行ったが
該当する人はいなかったようだ。
近所の人に自転車を譲ってもらって、
村のあちこちを見学して回った。
その内に漁師のバイトを見つけて朝早く
漁船に乗って昼すぎに帰ってくるという
仕事を見つけた。
働かざるもの食うべからずだとか何とか
言って仕事が見つかって嬉しそうだった。
定置網漁の漁船で漁師は裕美の父親の
知り合いのおっちゃんだったので記憶喪失
なのだと説明したら何も聞かずに
雇ってくれた。
ユキことケンは、初めての仕事の漁を
なめていた。
最初に出航して漁に出て思い知った。
明け方に出航して魚場に仕掛けてある網を
楊網機を使って引き揚げて網に入った魚を
船に取り込んで魚倉に入れていく。
そうして新しい網を張って港に帰るのだ。
漁は本当に体力がいる仕事なのだ。
ケンは最初の1週間は筋肉痛と体力の
なさで昼すぎに帰ってきたらへばっていた。
それではいけないと思って夕方から浜を
ジョギングし始め筋力トレーニングも
自分で考えてやるようになった。
おかげで1カ月もすると皆の邪魔には
ならずに役に立つようになっていった。
いつまでも名無しでは困ってしまうからだ。
ケンは2カ月ほど家でゆっくりしていたが
自分の身元が分からないのは不安なのか
県内の行方不明者届に該当するような人は
いないのか調べるために警察まで行ったが
該当する人はいなかったようだ。
近所の人に自転車を譲ってもらって、
村のあちこちを見学して回った。
その内に漁師のバイトを見つけて朝早く
漁船に乗って昼すぎに帰ってくるという
仕事を見つけた。
働かざるもの食うべからずだとか何とか
言って仕事が見つかって嬉しそうだった。
定置網漁の漁船で漁師は裕美の父親の
知り合いのおっちゃんだったので記憶喪失
なのだと説明したら何も聞かずに
雇ってくれた。
ユキことケンは、初めての仕事の漁を
なめていた。
最初に出航して漁に出て思い知った。
明け方に出航して魚場に仕掛けてある網を
楊網機を使って引き揚げて網に入った魚を
船に取り込んで魚倉に入れていく。
そうして新しい網を張って港に帰るのだ。
漁は本当に体力がいる仕事なのだ。
ケンは最初の1週間は筋肉痛と体力の
なさで昼すぎに帰ってきたらへばっていた。
それではいけないと思って夕方から浜を
ジョギングし始め筋力トレーニングも
自分で考えてやるようになった。
おかげで1カ月もすると皆の邪魔には
ならずに役に立つようになっていった。