私を忘れた彼を やっぱり私は忘れられない
「歳の差なんかは気にしませんが、
今は彼を忘れる為に前を向くように自分を
叱咤するのに必死です。気が緩むとすぐに
泣いてしまうんです。彼とは養護施設から
ずっと一緒だったんです。記憶喪失に
なんかならなければ今頃結婚して子供が
いたかもしれません。彼と築き上げた
長い年月から抜け出せるのか
わからないんです」
「待っていますよ。そしてこれからは積極的に
アプローチして幸さんにOK貰えるように
頑張ります。早速なんですが、
来週東京競馬場のレースに三崎グループの
馬が出るんですよ。一緒に見に行きま
せんか?幸さんが応援してくれれば
きっといい成績を残しますよ。
僕のビーナスですから、因みにその日は
仕事はオフだと貝原さんに確認済です」
「ええっ、三崎さん手回しが良すぎです。
断る選択肢はないじゃないですか」
そういうと幸は大らかに笑った。
「競馬って初めてなんですが馬が
走っているのはきれいでしょうね。
楽しみになってきました」
「それはよかった。来週の土曜日なんですが
10時ごろ迎えに行きます。馬にも会って
やってください。出走前に少し会えるんです
出走は午後一の時間ですが、早めに行って
馬を激励したくて今度のレースが実は
初めてのレースなんです。新馬戦なんです」
「そうなんですか?じゃあ馬も緊張
してますよね。名前は何というんですか?」
「僕がつけたんですが、ビーナスと言います。
メスの2歳です」
「ビーナス?それは絶対応援しなくては」
「ははは、ありがたい。ビーナスも喜びますよ
青い瞳ではないですが、
黒い瞳のビーナスです」
幸はちょっと三崎に押され気味になっている
感じはするが、でも馬主と一緒に見れるなんて
光栄だ。
その後、レオンに乗ってクラブまで帰った。
幸の気持ちは来た時よりもずっと
軽くなっていた。
誠実で優しい三崎やレオンといると心の
苦しさが和らいで、ゆったりとした
気持ちでいられるようだ。
レオンと三崎のお陰だと感謝する幸だ。
今は彼を忘れる為に前を向くように自分を
叱咤するのに必死です。気が緩むとすぐに
泣いてしまうんです。彼とは養護施設から
ずっと一緒だったんです。記憶喪失に
なんかならなければ今頃結婚して子供が
いたかもしれません。彼と築き上げた
長い年月から抜け出せるのか
わからないんです」
「待っていますよ。そしてこれからは積極的に
アプローチして幸さんにOK貰えるように
頑張ります。早速なんですが、
来週東京競馬場のレースに三崎グループの
馬が出るんですよ。一緒に見に行きま
せんか?幸さんが応援してくれれば
きっといい成績を残しますよ。
僕のビーナスですから、因みにその日は
仕事はオフだと貝原さんに確認済です」
「ええっ、三崎さん手回しが良すぎです。
断る選択肢はないじゃないですか」
そういうと幸は大らかに笑った。
「競馬って初めてなんですが馬が
走っているのはきれいでしょうね。
楽しみになってきました」
「それはよかった。来週の土曜日なんですが
10時ごろ迎えに行きます。馬にも会って
やってください。出走前に少し会えるんです
出走は午後一の時間ですが、早めに行って
馬を激励したくて今度のレースが実は
初めてのレースなんです。新馬戦なんです」
「そうなんですか?じゃあ馬も緊張
してますよね。名前は何というんですか?」
「僕がつけたんですが、ビーナスと言います。
メスの2歳です」
「ビーナス?それは絶対応援しなくては」
「ははは、ありがたい。ビーナスも喜びますよ
青い瞳ではないですが、
黒い瞳のビーナスです」
幸はちょっと三崎に押され気味になっている
感じはするが、でも馬主と一緒に見れるなんて
光栄だ。
その後、レオンに乗ってクラブまで帰った。
幸の気持ちは来た時よりもずっと
軽くなっていた。
誠実で優しい三崎やレオンといると心の
苦しさが和らいで、ゆったりとした
気持ちでいられるようだ。
レオンと三崎のお陰だと感謝する幸だ。