私を忘れた彼を やっぱり私は忘れられない
やっぱり個室に案内された。
先に来ていた三崎グループの社長は
コーヒーを飲んでいた。
「お待たせしてすみません」
そういってテーブルの社長の前に
腰を下ろした。
「いいえ、時間通りですよ。
私が早く来すぎたんです。飲み物は」
と言ってメニューを差し出してくれた。
幸もコーヒーを頼んだ。
「単刀直入に言おう。宗吾とは別れてほしい
今、宗吾には会社の行く末をかけた
大事な縁談があるんです」
「そうなんですね。実はほんの3週間位前に
結婚を前提にとお付き合いを
申し込まれましたが、まだ返事は
していません。きっとご両親は反対されると
思っていたので、私養護施設の出なんです。
大学も行っていませんし、そして先日は
週刊誌にありもしない事を書かれてご迷惑を
おかけしてしまいなんとお詫びすればいいか
わかりません。乗馬クラブの方ももう
行きませんからご安心ください」
そういった時、個室のドアが急に開けられて
当の本人 三崎宗吾が息を切らして
入ってきた。
「父さん、どういうつもりなんだ。
幸さんに何の用があるんだ」
と食って掛かった。
「まあ、宗吾落ち着いて座りなさい。
幸さんの方がよっぽど落ち着いていて
しっかりしている。
お前もわかっているだろう。
YKコーポレーションとの合併が今の
三崎を救う随一の方法だと、そしてその
条件がお前とYKの社長令嬢の優美さんとの
婚姻だと言う事を…お前は取締役専務なんだ
会社を何百という社員を救う義務がある。
創業一族の直系の跡取りなんだ。
好きな人と添わせてやれないことは本当に
すまないと思っている。でも、三崎を
潰すわけにはいかないんだ。この通りだ。
どうかわかって欲しい」
そういって社長、三崎さんのお父様は
頭を下げた。
先に来ていた三崎グループの社長は
コーヒーを飲んでいた。
「お待たせしてすみません」
そういってテーブルの社長の前に
腰を下ろした。
「いいえ、時間通りですよ。
私が早く来すぎたんです。飲み物は」
と言ってメニューを差し出してくれた。
幸もコーヒーを頼んだ。
「単刀直入に言おう。宗吾とは別れてほしい
今、宗吾には会社の行く末をかけた
大事な縁談があるんです」
「そうなんですね。実はほんの3週間位前に
結婚を前提にとお付き合いを
申し込まれましたが、まだ返事は
していません。きっとご両親は反対されると
思っていたので、私養護施設の出なんです。
大学も行っていませんし、そして先日は
週刊誌にありもしない事を書かれてご迷惑を
おかけしてしまいなんとお詫びすればいいか
わかりません。乗馬クラブの方ももう
行きませんからご安心ください」
そういった時、個室のドアが急に開けられて
当の本人 三崎宗吾が息を切らして
入ってきた。
「父さん、どういうつもりなんだ。
幸さんに何の用があるんだ」
と食って掛かった。
「まあ、宗吾落ち着いて座りなさい。
幸さんの方がよっぽど落ち着いていて
しっかりしている。
お前もわかっているだろう。
YKコーポレーションとの合併が今の
三崎を救う随一の方法だと、そしてその
条件がお前とYKの社長令嬢の優美さんとの
婚姻だと言う事を…お前は取締役専務なんだ
会社を何百という社員を救う義務がある。
創業一族の直系の跡取りなんだ。
好きな人と添わせてやれないことは本当に
すまないと思っている。でも、三崎を
潰すわけにはいかないんだ。この通りだ。
どうかわかって欲しい」
そういって社長、三崎さんのお父様は
頭を下げた。