ラスト・ゲーム

第4ゲーム:参加者クイズ

次の日。
「ほな！ゲームやーーーーーーーー！次のゲームは、多目的室に気やーーーーー！」
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多目的室の机にタブレットが置いてあった。
「第4ゲームは、参加者クイズや！」
参加者クイズ？
「ここに残った参加者のクイズをしてもらうんや。不正解はもちのろーんで脱落や！」
どうしよう…みんなの話をあまり聞いてないな…
「ほな、ここに座りな！」
「ま、待ってください！」
モカさん…質問かな？
「問題はどういうものですか？」
「さあねえ…1問のみや。運が良ければ自分の問題が出る…かも？」
「へえ…」
全員が椅子に座る。
「カンニングは一発アウトや！ほな、問題や！」
勝手に電源のつくタブレット。
問題…どれどれ。

問題
萩野杏奈の妹、神奈は二年前に亡くなった。〇？×？

丸バツ問題ね…
これ…どうやって解くの。
そんなこと言ってたっけ杏奈さん…
特に杏奈さんと会って話をしたわけじゃ…
…わけじゃ…？
あ！
一回だけあるわ！
自己紹介よ！
序盤みんなで自己紹介をした。
その中で杏奈さんはなんて言ってたかしら…？
確か…二年前神奈さんが亡くなってたは…
あってる気がする。
とりあえず、自分の直感を信じて！
〇のボタンを押した。
他の参加者を待っています、と表示が出る。
大丈夫、大丈夫…
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「みなときおえたな？」
全員が頷く。
「皆の正誤やーーー！」
モニターが光った。

水木かなた:正解
萩野杏奈:正解
姫咲モカ:不正解
宮井さあや:正解
野々木すみれ:正解

！？
あってた…
けど…モカさんが…
「というわけで、第5ゲームの脱落者は、ドゥルルルルルルル…デン！姫咲モカやーーー！」
「あ…あああ…」
「え…待って！どのような問題を解いたのかしら？」
そんなに難しい問題だったのかしら…？
モカさんのタブレットを見る。

問題
姫咲モカは浦山吉良を応援してた。〇？×？

「…っえ！？」
これ…自分の問題じゃない！
じゃあどうして間違えたの！？
「なんで…！？」
「こうするしか…なかったの」
「え！？」
「どういうことかしら？」
こうするしかなかった…？
「ほな、バイバイや！姫咲モカ！！！」
「待って！どういうことーーーー」
私が言い終わらないうちにモカは床に開いた穴に落ちていった。
信じられない…
自分のことを間違えるなんて…
もしかして×にするよう誘導されてた？
一体どういうこと？

脱落者:姫咲モカ
残り4人