虐げられた少女は闇の支配者に愛される。
雨に打たれていたせいか、体が熱く、ボーッとする。

踵を返した時に、誰かに腕を掴まれた。

「そこの、おねーさん!!」

後ろを振り返ると、金髪と茶髪の男が2人いた。

「やっぱちょー美人!!」

「これから、ちょっと遊ばない?」

『いえ、大丈夫です。』

「そんなこと言わずに〜!!」

茶髪の男が私の腕を掴んで、引っ張って歩く。

『ちょっと、やめてください!!』

「うるせぇな。黙って着いてこい。」

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