ただ君に逢いたい
ただ君に逢いたい

あの日響いた、さよならの声
君のひとみは
何を映し潤んでいたの?
この手を差し出せば、
まだ届いたんだろうか

君と見たあの青い空は
どこに行ったのだろう
静寂に沈んだ部屋
君がそこにいたことさえ
夢のよう

君の笑顔は
僕のこころに
明かりを灯した
その光を消したのは
僕の拙い言葉だったね
共に歩むはずの季節を
今は一人で辿っている
胸が軋んで
景色が滲んでく
ただ君に逢いたい
もう一度その手に触れたい

日常に心は擦り切れて
少しずつ色を失くす
大丈夫だよと
君は微笑んだけど
僕はもう大丈夫の意味さえ
わからなかった

世界があんなにも
輝いて見えたのは
君がいたからだと
失ってはじめて気づいたんだ

君の笑顔だけが
ただひとつの僕の支えだった
その優しさに甘えすぎた
僕は身勝手だったね
思い出だけが続く路を
今日も一人で彷徨ってるよ
胸の痛みは
こころに刻まれたまま
ただ君に逢いたい
もう一度その声が聞きたい

あの時君は
無理に微笑んでいたんだね
本当は、
つかれ果てていたんだね
こころない態度で、
君を深く傷つけたこと
悔やんでも悔やみきれず
胸が張り裂けそうだ

君の笑顔を何よりも
守りたかったはずなのに
その輝きを曇らせたのは
僕の愚かさだったね
君と描いたはずの未来は
もうどこにも見つけられない
こころに溢れる涙
止まることはない
ただ君に逢いたい
もう一度君に逢いたい

ただ君に逢いたい
もう一度君に逢いたい
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