(改稿版)小児科医の恋愛事情 ~ 俺を選んでよ…もっと大事にするから ~
話の内容から、呼び出しだと察したのだろう。

「行ってらっしゃい。頑張って」

彼女は、いつもそう言って送り出してくれる。

「茉祐、先に寝ていて。高浜教授にも要請があったそうだから、朝までかかると思う。終わったら連絡入れるよ。
あ・・そうだ。冷蔵庫にチーズケーキを入れてある。一緒に食べようと思ってたんだけど、良かったら先に食べて」

「うん・・。忙しいのにいつもありがとう」

「それは俺のセリフ。茉祐が助けてくれるから頑張れるんだ」

俺は彼女を引き寄せ、ぎゅっと抱きしめる。
離れていても、ずっとそばにいるのだという想いを込めて。

「じゃあ、行ってくる。愛してるよ、茉祐」


俺はタクシーで病院に向かいながら、症状を想像する。

場合によっては緊急手術もありえるな・・。
病院に着いたらすぐにスタッフを手配して、俺も準備しておこう。

到着すると、ほぼ同タイミングで高浜教授もタクシーを降りていた。

「高浜教授!」

「西島急ごう! 徹夜覚悟だぞ」

「もちろんです。手術室も手配します」

高浜教授と共に集中管理センターに急ぐ。


もうすぐ行くから待っていて・・。
絶対に助けて、家族のもとに返してあげたい。

ひとりでも多くの子供のために、俺はこれからも小児科医として力を尽くす。


そして、ひとりの男として。
一生彼女を守り、愛し続けていく。

それが彼女の両親への誓いであり、
俺を選んでくれた彼女との、大切な約束だから。



<おわり>





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