四神の国の白虎さま
牌を並び替えて、今日だけでもう何回もしているらしい東風戦が始まった。



「――ロン!」

東四局、オーラス。親は颯真。

玄武が牌を切ると、颯真と紫陽のアガりを宣言する声が響く。

玄武は、嘘でしょ?って顔をしていた。ダブロン食らってて笑う。

玄武から見て上家にいる颯真が、手牌を見せる。その後に、玄武から見て対面にいる紫陽が手牌を見せた。

青龍曰く、颯真は18000点で跳満、紫陽は8000点で満貫。

玄武は合計26000点の支払いで、1万点くらいしか持ってなかったのもあって、玄武の点数がマイナスに。

玄武の点数がマイナスになったことにより、この局は終了。

手牌を伏せるように置いた玄武は、無言で机に突っ伏す。その行動が面白くて、俺は思わず笑った。

顔を上げて、玄武は俺を見つめる。

「久しぶりの麻雀、楽しかったです!」

紫陽が、にこにこと笑いながら言った。

「良かった」

そんな紫陽を、青龍は微笑んで見つめている。

――チリン

「……っ!」

聞き覚えのある、鈴の音が聞こえる。街のどこかで、怪異が現れたらしい。

「……僕、索敵に行ってくるね」

急ぐように、朱雀は玄武の家を出ていった。
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