屋根裏で看病したあの時のドラゴンは私の将来の旦那様



「ふふ、まさかあの時のドラゴンが私の旦那様になるなんてね」

 彼はドラゴンと人間の間の子だ。

「君の温もりとリゾットの味が忘れられなくてね」

 人の姿になっている彼と手を繋ぎながら、妖精がふわふわと飛ぶ森の中を散歩する。



 日に日に大きくなるお腹を私は撫でながら、彼と森を歩く───……





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