小さいころからずっと好き
物音を立てないように進む。
見つからないか、ドキドキしながらもほんの少しだけわくわくが勝つ。


お手洗いが近くなると、なつみがトイレ行ってくるとのことで待つことになった。


暗い廊下。
ぴかぴか光る通路誘導灯。
大きな蛾がたまに見える。


なんとなくだけれど、この廊下怖いな……。


小学生の時と同じ合宿先で来たのは初めてではない。
何も出てこないのはわかっているけれど不気味だ。


早く、なつみ帰ってこないかな~。


と思っていると向かいから、光が近づいて来る。


あれって……先生!?
さっき、見回り終わったって言ってたじゃん!


絶体絶命の時、誰かに手を引かれ、どこかの部屋に入った。
そして、そのまま腕の中に包まれた。


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