ホワイト・サマー・エンド




―――この花火を、目に焼き付けたくはない。




3ヶ月後に死ぬ私は、もう外に出ることはない。


このまま病室で、1人で死んでいく。





「流星…」






思わず言葉を漏らす。



幼なじみは、ここにいない。


大切な、ずっと一緒だった、双子のような幼なじみ。


あの人混みの中にいるんだろうか。

1人で、あの河川敷で、花火を眺めているんだろうか。





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