ホワイト・サマー・エンド
「流星と…やっと、付き合えたのにっ…なんでっ、なんでえっ…!」
俺の手を握りながら、衣都のきれいな目から次々に涙がこぼれ落ちていく。
「衣都、ごめん…本当に、ごめん」
その言葉は、彼女には届かない。
衣都の病気は、すでに耳をほとんど聞こえなくしていた。
俺が治療をやめたから?
俺がもっと昔、まだ10歳くらいの頃から、衣都を健康にしていればよかった?
俺がなにかストレスをかけてしまっていたのか?