ホワイト・サマー・エンド




君の死をもしかしたら、世界が悼んでいるのかもしれない。






病院の敷地を出たところで、電話が鳴る。




書かれていた文字は、衣都の母のもの。




『ごめんなさい、流星くん?』

『…はい』




正直、責めずにいられるか不安だった。



なぜ教えてくれなかった。

真夜中でも飛んでいったのに。







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