その声を聞かせて
そう言うと胸を包んでいた手が顎にかけられて振り向かされると、すかさずキスが降ってきた。

「んっ…はぁっ…」

「俺も…お前の声、好き」

朝から極甘だ。

結局朝から抱かれてしまう。

最初こそ寝ぼけていたはずなのに…

「凌、起きるの苦手?」

「ん。…苦手」

何でもそつなくこなしそうなのに、意外な一面を発見してなんだか嬉しい。

お互い裸のまま身を寄せ合って会話をする。

つま先まで絡みついてスリスリし合ったりして。

凌がこちらを向く。

「せっかく休みだし、海でも行くか」

「行く!」

私はガバっと身体を起こした。

「ジェットある」

「まじ!?」

「ん。行こ」

二人とも素っ裸で起き上がってキスを交わしせっせと支度を整える。

こういう時はお互い切り替えが早いらしい。
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