その声を聞かせて
「そ。それに元々恋愛にドライだったから、こないだ由麻ちゃんといる凌見て正直驚いたよ」

私はだんだん恥ずかしくなってきて海老フライをガブっと食べた。

「初っ端から俺が由麻ちゃんのタトゥー彫ったって知ったらヤキモチ全開だったもんなあいつ」

それを聞いた波瑠と亜門は何故か私の肩に手を置く。

なんだよもう。

「由麻もだよな?」

「え?」

波瑠がニヤニヤする。

「由麻もドライだったよなだいぶ」

「まぁ…」

甘えたいとはあまり思った事なかった。

でも凌にだから甘えたいのかも。
甘えられるのも嬉しいし。

数ヶ月前まで私は別な男と結婚しようとしてたというのに。
危うく人生を棒に振るところだったかもしれない。

あんな家まで来て寄りを戻したいと騒いでいた直樹がパタリと音沙汰もなく消えた。
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