その声を聞かせて
「妹に聞いてみる?」

凌がそんな事を言い出した。

「え!? マジすか!?」

するとすぐに電話をかける凌。

「おう。お前今何してんの」

『え? 羅奈とご飯食べてるー』

声がデカいからめっちゃ聞こえる。
しかもビンゴで一緒にいた。

波瑠は固唾を飲んでいる。

「羅奈元気?」

『羅奈? 私じゃなくて? 羅奈はねぇー、あははは!』

なんだ!?
急に笑い出したぞ!?

『羅奈、好きな人出来たらしくて、恋する乙女になってるー! やー、ごめんて、あははは!』

あ、多分羅奈さんが隣で言うな的な感じになってるのかな?

波瑠を見れば撃沈している。

「あ、そう」

その後適当な話をして電話を切った凌。

「終わった…」

波瑠は壁に寄りかかり、まるで口から魂が抜けたみたいな表情をしている。
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