その声を聞かせて
「お前は?」

凌がブルさんに話しかける。

「え、俺?」

「そう、お前」

「俺は…」

んん!?
これは何かあるか!?

「いやなぁ…」

なんか悩んでる風だ。

「俺ちょいちょい海外行くじゃんか」

「おん」

「それって彼女的にはどうなの?」

そう言って何故か私を見るブルさん。

「いや別にいいんじゃないですか?」

「ほう…」

何か心当たりがあるのだろうか。

「いやさ、ちょっと気になってる子はいる」

おお。

「どんな?」

「お客さんで美容師してる子。こないだその子の店行ってきたんだよね」

「へぇ」

凌はヒレカツにおろしを乗せて食べる。
食べ方綺麗。

「ノリ良くて合うんだけど…」

「合うんだけど?」

「客に手を出すのは俺のルールに反するのよ」

なるほど。
そういうルールがあるのね。
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