その声を聞かせて
そしてまたキスを交わす。

「よし。シャワー浴びよ」

そのまま私を抱っこして連行する凌。

「重たくないの?」

「全然」

その後シャワーを浴びて支度を整え迎えの時間になると部屋まで後藤さんが迎えに来た。

「おはようございます」

「「おはよう」ございます」

私たちは声を揃えて返す。

「それじゃ行きましょう。今日はニューヨークですよ」

「はい! よろしくお願いします!」

私は笑顔で答えた。

すると後藤さんもニコっと笑ってくれた。

凌を見上げれば、凌も一瞬だけ頬を緩めた。

これでいいんだよね。
後ろめたく思わなくていいんだもんね。

ニューヨーク行きも、後藤さんやスタッフとは別で凌と私はファーストクラスだった。

「ありがとう」

「ん」

長めのフライトだったけど、凌とずっと一緒にいれるおかげで案外早く着いた。
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