その声を聞かせて
とにかく向かうしかない。

ったくどうなってんだよ。

なんで由麻だとわかった?

その時、信号が赤に変わる。

あークソッ。

ハンドルを持つ手に力が入る。

長ぇ…

お預かりしましたってなんだよ、お預かりってよ。

髙橋、雑なんだよ。

由麻が嫌がるような事してたら、家族でも許さねぇぞ。

その時、横断歩道で荷車を押す老人に目が止まる。

おいおい。

そのペースで渡り切れるか?

まさか、転ぶとかねぇよな?

頼む。

ちゃんと渡れ。

そう。

その調子。

やべぇ!

歩道の信号が点滅してる!

「あーもう!」

俺は咄嗟に、ハザードをつけパーキングに入れる。

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