その声を聞かせて


「そんな顔するな」

「どんな顔?」

「今すぐ抱きたくなる顔」

「……甘やかしてくれるんでしょ?」

「あんま煽んな」

そう言って顎をクイッと持ち上げられ、食べられるようなキスで塞がれる。

「んっ…」

「…その声。俺にだけ」

「凌もっ…はぁっ…」

「ああ。お前だけのもの」

甘く掠れた声を
耳元で独占する。

何度も、何度も。

まさか、こんな人と結婚する事になるなんて。

思ってもなかった。

ましてや、自分がこんなに…

恋愛感情を表に出せるようになるなんて。

全部、凌だから。




「凌っ…愛してるっ」

「俺も。愛してる」



ーーENDーー
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