その声を聞かせて
はぁ…

ビックリしたー。

まず何事もなくて良かった。

携帯ないとコミュニケーションも取れなくてなかなか大変かと思ったけど、案外ジェスチャーなどで何とかなるらしい。

話せたらどんな声で話すんだろう。

身長も高いし、声低いのかな。

いや、でもアイツ性格悪いし!

私の中ではだいぶ印象は良くない。

助けたのも致し方なくよ。

彼じゃなくたって同じ事してたはずよ。

そんな言い訳みたいな事を思い浮かべながら目的のスーパーへ向かい、適当に買い出しをして家に帰った。

今日はさっぱりと冷やし中華ー。

へへ。

キッチンに立ってちゃっちゃと一人分の食事を作り、テーブルで食べ始める。

少し前まではここに直樹もいて…

って思い出すな!

はぁ…

このままじゃすっかり婚期も逃してしまいそうだ。

なんでこんな事になってしまったんだか。

人助けなんてしてる場合じゃないっての。
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