その声を聞かせて
んで部屋片付けるとか言いだすわけ?

あの人、大丈夫?

善人すぎない?

さすが総合病院の坊ちゃんだわ。

やる事が違う。

感心するわ。

やっぱり人に優しくするって大事だな。


その後、直樹も来る事はなく足も回復して久しぶりにジムへ行く。

「おう。治ったか」

久しぶりの波瑠だ。
相変わらずだ。

「うん。もうばっちり」

サンドバッグが吊るされているコーナーには、凌がいた。

こちらも相変わらずマスクを付けたままハッスルしている。

でも前と違うのは、顔も声も知ってるという事。

着替えを済ませ、ストレッチをする。

今日はスポーツブラとスパッツ。
髪は高い位置にポニーテールだ。

家でもストレッチはしてたけど入念に身体をほぐしていく。

波瑠をちょいちょいと手招きで呼ぶ。

「ちょっと背中押して」

「ん」

ぐいーっと容赦なく押される。

「柔らけ。骨あんの?」

「あるわ」
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