僕はなにを、だれを恨めばいいのだろう。
突然の別れ
僕には彼女がいる。高校生に上がって仲良くなって付き合い始めた。毎日登下校を共にし、寝る時も電話をしながら寝る。誰から見てもとても幸せでお似合いだったと思う。あっという間に1年半記念日がやってきた。その日は僕の誕生日と被っている。2人でディズニーに行って色々な乗り物に乗り、写真を撮り、インスタにストーリーを載せて、たくさんの人から「おめでとう」や「ラブラブでずるいな」などのDMが届いた。少し早くディズニーを出て、僕の大好きなお寿司を食べに行った。高校生には少しお高い回っていないお寿司だ。2人で僕たちにはまだ早かったかもねと苦笑いしながらもたらふく食べた。そして彼女を家まで送り、最後にキスをして解散した。その日までが僕の幸せで充実していた日常。
「私と別れて欲しい」
放課後いつものように2人で手を繋いで一緒に帰ってる時に放たれた言葉。「今日いい天気だね」とでも言うように。。僕は今も鮮明に覚えている。
「.....え?」
頭じゃ全く理解できなくてようやく吐いた言葉がそれだった。
「だから、私と別れて欲しいのー!」
いつも通りの笑顔だった。今思い返せば少し顔が歪んでいたのかもしれない。しかし、僕は頭が回らなくてそんなこと考える余裕はなかった。ただ目の前で別れて欲しいと笑顔で言っている彼女を見て立ち尽くすしか無かった。僕がなにか言う前に「もう家だからじゃーね」と行ってしまう。声をかけなければと思う気持ちが僕を焦らせるが何も言えない。声をかけることも、動くことも出来ず彼女が家に帰る後ろ姿を眺めることしか出来ない無力な自分がいた。普段なら10分もしない距離を今日は30分ほどかけてぼーっとしながら帰った。
家に着いても何も考えることが出来ずベッドに倒れ込んでなにもしないまま時間が過ぎる。ふとスマホを見ると1件のLINEが来てた。僕は飛び起きて彼女からのLINEだと思い込んでいた。なぜならいつもばいばいした後は向こうから必ずLINEがくるから。
「公式LINE」の文字が見えた瞬間僕の涙腺は崩壊した。彼女からの「別れ」の言葉、無言で帰る彼女の背中、いつもは彼女から必ず来るはずが今日は来ないLINE。それを踏まえて僕の中の「別れ」が少し現実味をおびている。
「……なんでっ、どうして…」
声に出して泣いた時、僕は彼女が理由を言っていないことに気がついた。彼女はどうして僕に別れを告げたのだろう。それを確かめたくて僕は彼女ともう一度会う決意をした。
「私と別れて欲しい」
放課後いつものように2人で手を繋いで一緒に帰ってる時に放たれた言葉。「今日いい天気だね」とでも言うように。。僕は今も鮮明に覚えている。
「.....え?」
頭じゃ全く理解できなくてようやく吐いた言葉がそれだった。
「だから、私と別れて欲しいのー!」
いつも通りの笑顔だった。今思い返せば少し顔が歪んでいたのかもしれない。しかし、僕は頭が回らなくてそんなこと考える余裕はなかった。ただ目の前で別れて欲しいと笑顔で言っている彼女を見て立ち尽くすしか無かった。僕がなにか言う前に「もう家だからじゃーね」と行ってしまう。声をかけなければと思う気持ちが僕を焦らせるが何も言えない。声をかけることも、動くことも出来ず彼女が家に帰る後ろ姿を眺めることしか出来ない無力な自分がいた。普段なら10分もしない距離を今日は30分ほどかけてぼーっとしながら帰った。
家に着いても何も考えることが出来ずベッドに倒れ込んでなにもしないまま時間が過ぎる。ふとスマホを見ると1件のLINEが来てた。僕は飛び起きて彼女からのLINEだと思い込んでいた。なぜならいつもばいばいした後は向こうから必ずLINEがくるから。
「公式LINE」の文字が見えた瞬間僕の涙腺は崩壊した。彼女からの「別れ」の言葉、無言で帰る彼女の背中、いつもは彼女から必ず来るはずが今日は来ないLINE。それを踏まえて僕の中の「別れ」が少し現実味をおびている。
「……なんでっ、どうして…」
声に出して泣いた時、僕は彼女が理由を言っていないことに気がついた。彼女はどうして僕に別れを告げたのだろう。それを確かめたくて僕は彼女ともう一度会う決意をした。