水田歩作品ガイドブック

警視正は彼女の心を逮捕する

藤崎日菜乃（26）162cm.50kg
美術修復士
性格:
明るい　悠真に片想い（バレバレ）　コツコツ
特技:
絵画の修復
見た目:
地味目だが、華やかな悠真に似合うようになろうと頑張っていた。小動物系。鷹士と婚約してからは、彼に似合う大人の女性になろうと、セクシーなランジェリーをきて失敗したりする
生い立ち:
父が悠真の家の運転手　悠真宅に飾られている美術品に触発されて修復士を目指すように。
背景:
偽造絵画販売事件に巻き込まれそうになるが、鷹士に助けてもらう

賀陽　鷹士（31）184cm.74.5kg
警視正
性格:
静か。だが、熱い情熱を裡に秘めている。鷹のような鋭い視線は、なにごとも見逃さない
個性:
国家総合職試験を二十一歳で合格した、秀才。東大法学部卒
特技:
ホワイトハッキング　合気道　剣道　ともに有段者　運動神経抜群　美術面は苦手かも
能力・スキル:
明晰な知能を駆使して、捜査に挑む
見た目:
黒髪、怜悧。日本刀のように研ぎ澄まされた美しさ　ストイック
生い立ち:
父同士が親友だったこともあり、悠真は生まれたころからの知り合い。当然、悠真の家の運転手を父にもつ日菜乃とも知り合い。
背景:
悠真に片想いしている日菜乃を見ていた。悠真に置いていかれてはビービー泣く日菜乃のお世話係。いつしか、恋慕の情に育っているが、悠真が彼女を大事にするなら、恋心を伝える気はなかった。

宗方悠真（31）179cm.70.5kg
外務省→衆議院議員
性格:
天真爛漫に魅せている、あざとい性格　うまく立ち回る　頭脳は人一倍働いている　損得で物事を判断している
特技:
人の懐に入る　人たらし
能力・スキル:
政治家　運動神経抜群　美術面も造詣が深い
見た目:
ふんわりと優しいイケメン　誠実そうに見えて腹黒
生い立ち:
代々、政治家の家に育っている。結婚は政略結婚一択。自分に有利になる女性と婚約する。
背景:
自分への日菜乃の恋慕をわかっており、彼女をうまく使っている。しかし、婚約したことによって日菜乃を親友に奪われて、ようやく彼女への恋心を自覚する。
その他:
国内最難関大学法学部次席で卒業　なにをやっても鷹士に敵わないので、密かにコンプレックスを抱いている


——登場人物
藤崎恒雄（54）
日菜乃の父。子供の頃から龍仁の子分をさせられており、抜け出せない。

藤崎早苗（52）
日菜乃の母。悠真の母が宗方家に嫁ぐとき、実家よりついてきた。

宗方綾華（29）
悠真の妻。贋作事件に関係が？　捜査攪乱のためか、日菜乃に接近。

宗方龍仁（60）
悠真の父。政治家。後ろぐらいところがあるような、ないような？　青井月に執着しており、彼女の姉・金子雪を愛人にしている。そして二卵性である室井花（鷹士の母）に近づいたが、鷹士の父がナイトのように隣りにいたため、方向転換。鷹士の父の友人ポジションとなる。
【群青】に執着する龍仁に危惧を覚えた、悠真の父が勝手に売却した模様。発覚後、龍仁は宗方家全権を父より強奪する。

榊徳治（59）
綾華の父。画商。龍仁の後援会会長で資金源。贋作事件の黒幕と目される。龍仁に心酔している。

アンゼリカ・カエターニ（41）
イタリアでの日菜乃の師匠。
彼女から日菜乃は魅惑的な女性と、修復と、イタリア料理を並ぶ。
陽気で焼き餅やき。当初、日菜乃にダニロが惚れてしまうのではないかと危惧……したことはない。来たばかりの日菜乃は美術品とアンゼリカにしか懐かなかったので。
日菜乃としては、イタリア語もよくわからず、余裕がなかった。
鷹士を伴い里帰り（？）した日菜乃が、ようやくダニロと喋っていたのを見て、ほっとひと安心。

ダニロ・カエターニ（45）
師匠の夫。ヴァイオリン修復師。
日菜乃を娘のように思っていて、鷹士を『娘を奪いにきた』と敵視。腕相撲で鷹士に負け、『婿』と認める。
鷹士のメル友。

青井月
画家。
龍仁が惚れ込み、パトロンをしていたが、天然な彼女は宗佑を選んだ。
彼女を手に入れられなかったことから、龍仁は姉の雪や三女の花にも興味を示す。

青井宗佑
月の夫。妻の療養費のカタに唯一の作品を奪われた。

雪月花
雪と月は一卵性、花は1つの受精卵だったので顔や血液型も姉たちとは違う。
月は幼い頃にもらわれた花のことを覚えているが、雪と花は互いの存在を知らない。